2015年9月25日金曜日

キンモクセイとお母さん


今日もまた、金木犀の花を
摘んでいる。
その甘い香りが風にのって
懐かしい子供の頃の記憶を呼び覚ます
とても楽しい愛おしい記憶 〜

幼い頃、毎日のようにひとり
夕方暗くなるまで
草花を摘み、虫や魚を追いかけた。
虫かご、バケツ、網を背負い
虫に魚、両手には花 〜
生命の宝ものでいっぱいだった。

泥んこになって帰ってきた私を
母はいつも、沢山採ってきたね〜!と
褒めてくれた。
手に握りしめた花を
母にプレゼントすると
「 綺麗ね〜 」とすぐに花瓶に飾って
くれた。

採ってきた虫達を家の中に放し、
家中に蝶やトンボ、蝉やバッタなどが
飛んでいることもあった。
家の外には
めだか、タニシ、どじょう
ザリガニ、おたまじゃくし 〜
沢山の水槽とバケツが並んでいた。
母に、その頃のことを話し
「 大変だったでしょう?」と聞くと
母は、
「 そんな事ないわよ、楽しかったよ」
と笑って答えた。

そう、母に怒られた記憶がない。
いつも、すごいね〜と
褒めてくれた記憶しか、、、

今、私か沢山の生命と触れ合い
自然と仲良く暮らしていけるのは、
まぎれもなく母のおかげだと思う。
いつでも、真剣に生命に向き合う私を
見守り、励ましてくれた母の
大きな愛のおかげだと 〜

母に感謝!
母のおかげで私は
日々、
生命の不思議に心躍り
喜び、感謝して生きる道を
歩ませて頂いている。

金木犀のシロップが完成したら、
父母に送って
食べてもらおう 〜