2015年2月16日月曜日

光をあてて


人は、
いつから外に敵を作り、
その敵を排除して
世の中を作るように
なったのだろう。

草木花達が、これから芽をだし、
伸びてゆこう、
虫たちが、長い冬眠を経て
光のもとへ飛び出そう

その生命の流れを
人は、どうして
敵とみなし、
殺してしまうのだろう。

彼らが苦しむたび、
私も心が苦しくなり、

辛くて悲しくて涙が溢れ
怒りの感情が
心の奥から湧いてくる

今までは、その感情のまま
怒ったり、悲しんだりしていたけれど


私の心も、
外側に敵を作って
その敵を排除しようと
していないだろうか

それを、地球や、植物たちは
望んでいるだろうか。

辛く悲しいこと
怒りに震えること、
生きていると
いろんなことがある

私には到底、想像もつかないような
経験をされている方も
沢山いる。


私の父は、残留孤児だ。

苦しみ、悲しみ、怒り
その感情を背負った
父の背中を見てきた。

争いの中からは
何も生まれないことを
沢山教えられた。

でも、いつしか私も
世の中を憎み、怒り、悲しむことに
エネルギーを注いで
心の闇は大きくなっていった。


今日も、心地よい風が吹いている
太陽は、明るく照らしてくれている

草木花は、風に揺られ
光に照らされキラキラ輝いている

いつもと変わらない
美しい生命のウタに溢れている

心の闇に光をあてて
怒りの感情に光をあてて
少しずつ、少しずつ
心の闇を溶かしてゆこう

外側の敵ではなく
内側の敵を作っている心

その心を光のもとへ解放してゆこう

まだまだ時間はかかるけれど

少しずつ、少しずつ、、、


今日も素晴らしい朝を
ありがとうございます。

utaka  拝