2015年2月15日日曜日

神聖なるもの


数年前、お世話になった
アメリカ先住民のイロコイ族。
彼らは6種族の部族がひとつの
連合体をつくり、
イロコイ族、または
イロコイ6ヶ国連合と呼ばれています。

その6種族の中のひとつ、
オノンダガ族の居留地で、
私は長くお世話になりました。

その居留地で、みんなの長老として
慕われていた、ババ(おじいさん)の
うちで、私は一年目は半年、
その後は数年の間
日本とアメリカを行ったり来たりして
暮らしておりました。

昔は、未知なるもの、神聖なるもの
に対する憧れが強く、
特別な事だと思っていましたが、
共に過ごしたババとの暮らしは、
本当に普通の暮らしでした。

いつもは、冗談ばかり言ってみんなを
笑わかせてくれたババですが、
時おりふっと真面目な顔になり、
イロコイ族の神話をはじめ、薬草の話、雷のはなし(イロコイ族は、雷族)などいろんな事を話してくれました。

何よりも、日々の暮らしの大切さ、
笑う事の大切さ、
みんなで分かち合う事の大切さを
いつも語っていました。

客人の多かったババの家で、
私はほとんど大人数のご飯がかりと、畑のお手伝いでした。

至って普通に見える
日々の暮らしでしたが、
その中に、いろんな祈りの儀式や収穫祭などがいりまじり、不思議な事も日常的に起こっていました。
そんな事を彼らは、少しも特別視せず、
日常の一部の出来事として受けとめていました。

神聖なるものは、特別なんかじゃない
日々の暮らしの中にいつも共に
あるものなんだ、、、
そう、彼らから教わりました。

ババは、雷の元に
帰ってしまいましたが、
今、新ためて、ババから教わった
沢山のことを想います。

神聖なるものを外に求めるのではなく
我が心の中にすでにそれは在る
その事を忘れないで
これからも暮らしていきたいと
おもいます。

utaka   拝