2015年7月21日火曜日

大地の祈り





長い沈黙の時を過ごしました。

当たり前のように、生命の声を
聴いていたのに、
しばらくの間、何も感じず
聴こえなくなりました。

大きな心の葛藤がありました。

台風がやってきて、
過ぎ去った後、
蝉が一斉に鳴き始め
それと同時に大地から
こんな言葉が響いてきました。

口を洗い
目を洗い
耳を洗って
もう一度
心清らかに和やかに。
奢り高ぶらず、
謙虚さと感謝の心を忘れずに。
他を、慈しみ思いやり
いつも微笑みを忘れずに。
世の中の波に飲み込まれず、
真の心の目でみてごらん。
大きな心の耳で聴いてごらん。
人が怒り、苦しめば
大地も共に苦しいのだよ。
だから大地は時として
静かに沈黙し、口閉ざす。
草木花虫達もまた同じ。
じっと沈黙して時を待つ。
大地の祈りは風を呼び
いつしか浄化の雨となる。
大地の上に生きる子供達が
また喜び生きられるよう。
みんなが笑って暮らせるよう。
だから時には沈黙して
静かに祈っているのだよ。


〜   人々の心が、
     平安でありますように   〜

                       utaka